調理器具や材料が少なく、手軽に楽しめる焚き火料理が「焼き鳥」。準備も簡単で食器も少なくて済みますし、雰囲気が手軽に味わえます。
スーパーに行けば、すでにカットされ串に刺された状態で売られていたりもします。しかし、自分で食材をカットして作った方が、安く美味しく作れたりします。
それから、焚き火で加熱する場合、出来合いの焼き鳥や「竹串」を使ってしまうと串が燃えて焼け落ちてしまいます。
事前準備をしておくと、焚き火の雰囲気を楽しみながら手軽な「焼き鳥」が楽しめます。
「焼き鳥」で手軽な焚き火料理
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野外で楽しむ焚き火料理は、なるべく道具を少なくしたいもの。食器や材料も少なく、シンプルに済ませたいと考えている方も多いと思います。
焚き火料理を手軽に、雰囲気を大事にしつつ、美味しく楽しみたい。そんな時に自家製の「焼き鳥」がおすすめ。作り方は難しくありません。
焼き鳥の作り方
塩胡椒だけでも充分美味しいですが、「しょうゆダレ」を作れば、和風のちょっとこってりした味も楽しめます。
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材料(1人分):
- 鶏もも肉 1枚200〜300g
- 長ネギ 1本
- 味塩こしょう
− 作り方 −
1)鳥もも肉を2〜3cmの大きさに角切りにします。
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2)長ネギを2〜3cmの長さに切ります。
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3)串に、カットした鳥もも肉とねぎを交互に刺していきます。この時、少し押し込むように串に詰めて刺します。
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4)味塩こしょうを裏・表に振りかけます。
※説明用に竹串を使っています。この細さでは焼け落ちてしまうので、太い串や金属の串など使用してください。
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5)焼き網などの上に乗せ、裏・表をしっかり焼いて完成
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調味料は塩胡椒だけでも美味しいですが、和風の本格的な味が楽しみたい方は、次のつけダレを用意しておき、焼く前につけダレをつけて焼きます。
− 和風つけダレの作り方 −
[box class=”box17″] 材料(1人分):- しょうゆ 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 酒 大さじ1
- 砂糖 少々
上記の材料をよく混ぜて完成です。あとは、焼く前につけダレをたっぷり付けるだけ。
串が焼け落ちないよう注意
準備する「串」は要注意です。市販されている焼き鳥用の細い竹串を使うと、焼き網の上で焼いている時に、すぐに焼け落ちてしまいます。
焚き火の炎はコントロールが難しいもの。少しでも大きな炎が上がると、串が焼け落ちます。
おすすめは、鉄やステンレス製の串を使うこと。竹や木を使うなら、太めの串を使うことで焼けにくくなります。
肉とネギの間に隙間があると、そこが焼け落ちてしまうので間隔を詰めておきましょう。
串を自作すると楽しい!
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野外キャンプならではの方法ですが、木や竹などがあるのなら、その場で太い串を作るのも楽しいです。竹なら加工もしやすく、適度な長さに鋸でカットして、ナタやナイフで割いて、適度な太さに削っていきます。
森の小枝を適度に切り、研ぐだけでも串ができます。くれぐれも太めに作るようにしましょう。
事前準備で手軽に
キャンプ場や焚き火をしている時に調理を楽しみたいのなら、現地に着いてから串を自分で作るというのも、ちょっとした時間潰しになります。
時間に余裕が無ければ、事前に自宅で肉と野菜をカットして串に刺しておく。ついでに、つけダレに漬けておくとキャンプ場では焼くだけで済みます。
とても手軽な焚き火料理「焼き鳥」ですが、タレを変えたり、おにぎりなどのご飯物を用意しておけば、食事にもなります。
道具や食器は、ほぼ不要。調理自体も簡単で、焚き火の炎で美味しく作れる料理です。