スノーピーク チタンダブルマグ

スノーピークのマグカップは、いくつかの種類が発売されています。中でも、保温性や保冷性が高い上に、軽量で見た目も美しいのが「チタンダブルマグ」。
購入して数年が経ちましたが、時間が経つほどお気に入りのマグカップとして、自宅でも愛用しています。

スノーピーク チタンダブルマグの特徴

食器やアウトドア製品に使用されている「チタン」素材。チタンは軽量で酸化しにくいため腐食しにくく、長持ちするという特徴があります。
それだけでなく、熱を遮断する特性も備えています。

チタンのマグカップなら、熱伝導がされにくたいめ、外気の寒さ・暑さの影響を受けにくく、マグに入れた飲み物が保温・保冷されやすくなります。
さらに、「チタンダブルマグ」はチタンを2重の壁のような構造にしており、さらに高い保温・保冷力を維持できます。

ダブルウォール

写真:SnowPeak

他のマグカップと比較すると?

スノーピークには、ステンレスチタンシングルチタンダブルの、3つの種類のマグカップが発売されています。
チタンのカップはステンレスよりも割高。チタンダブルマグはさらに価格が高くなります。

保温力・保冷力、実際のところは?

SnowPeak チタンダブルマグ

実際に使ったことがない方は、ステンレス、チタン、チタンダブルの3つの素材にどれほどの差があるのか気になっているのではないでしょうか。

個人的な感想ですが、保温・保冷力には明らかに違いがあります。

チタンダブルマグ220を購入して最初に驚いたのが、熱湯をマグに注いでも、カップの外側や持ち手が全く熱くならなかったことです。陶器やステンレスのマグと比較すれば、この差はすぐに分かります。

チタンダブルマグは熱伝導を二重に遮断するため、飲み物の熱を外側に逃しにくく、外気を容器の内側に伝えにくいです。

冬の寒い日に屋外で暖かい飲み物を飲んでいると、マグカップ自体が冷たくなり、飲み物もすぐに冷たくなってしまいます。
チタンダブルマグを使用すると、ステンレスやチタンシングルの容器と比べて、熱い飲み物は熱いまま。暑い日は冷たい飲み物を冷たいまま保ってくれます。

チタンダブルマグ220でコーヒー

チタンの手触りと質感

チタンダブルマグを購入して数年経ちますが、風合いは時間が経つほど良い落ち着きを見せてくれます。
もともと少し霞んだような渋い色ですが、時間が経つと更に渋みのある風合いに変わります。手触りはさらりと滑らか。

スノーピーク チタンダブルマグとスクー

チタンはとても軽量という点も、登山やキャンプに携行する際にありがたい。
価格は少々高くなりますが、それなりの価値があり、長く使える製品だと思えます。

チタンダブルマグのデメリット

機能、質感共に申し分ないですが、デメリットもあります。

まず、価格が高いこと。これは材料や機能性、製造の難しさを考えれば納得できるかもしれません。
他にも、個人的に気になるデメリットとしては、直火にかけられないことです。

チタンダブルマグ・シングルマグは直火にかけられない

チタンの二重構造を直火にかけると、真空部分が破裂する危険があるそうです。
チタンダブルマグ、チタンシングルマグ共に、直火にかけることをメーカーが禁止しています。

寒さが厳しい場所でキャンプをするのなら、マグカップは直火に掛けられる方が良いのですが。たとえダブルマグでも、あまりに寒い場所ではすぐに飲み物が冷たくなってしまいます。
屋外で過ごす時間の長いキャンパーは、チタンマグ以外にも直火ができるマグを1つ購入しておくと安心かも。

さいごに – サイズ感など

僕が購入した220mlサイズは、チタンダブルマグの中では最も小さいサイズです。登山など、ザックに収納するのならこのサイズはちょうど良いと思います。
ただ、たくさん飲み物を補給したい場合など、もう少し大きめのサイズの方が便利だと思います。

収納のことをあまり気にしないのなら、もう1サイズ大きい、300mlくらいの方が、たっぷり注げるので便利ではないでしょうか。

個人的に、チタンダブルマグ220を、数年(おそらく5年ほど)継続して使用しています。
当初はキャンプ用に購入したものですが、保温・保冷力が格段に高いこの製品、自宅でも普通に使用するようになりました。
時間が経つほど、風合いが落ち着き、お気に入りのカップに変わってしまいました。

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