SIGMA20mmF2_comtemporary

SIGMAから2月25日に発売予定の新しいIシリーズのレンズ、SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary(Lマウント)を一足先にお貸しいただきました。

実はこれまで、あまり超広角のレンズを使う機会がありませんでした。
せっかくなので、普段制作しているYouTubeのアウトドア映像の撮影に使用してみたのですが、とても臨場感あるシーンを撮影することができました。

Iシリーズはコンパクトで光学性能も妥協しないレンズ。自身の撮影スタイルに合っているようです。
実際にこのレンズで映像やスナップ写真も撮ってみたので、作例も少しお見せしたいと思います。

20mm F2 DG DN | Contemporary

広角レンズと言えば、Lマウントのカメラに切り替えた当時から SIGMA 24mm F1.4 DG HSM | Art を使っています。大口径で明るく、サイズや重量はそこそこありますが、星空のタイムラプスを撮影するシーンでよく使用していました

今回お貸しいただいた、20mm F2 DG DN | Contemporary は、24mmよりもさらに広角。サイズも重量も24mm F1.4 Art の半分くらいです。

SIGMA 20mm F2 DG DN | Contemporary

もともと、35mm F2 DG DN | Comtenporary も使用ていたのですが、とにかく小さい上に軽い。

Iシリーズのデザインはアナログレンズのような機械的な美しさがありますが、手に触れてみると滑らかで肌触りの良い金属感。
絞りリングやフォーカス切り替えスイッチを操作した時の、微妙な音の響き。フォーカスリングを回した時の滑らかな感触まで丁寧にデザインされているのが分かります。
実際に操作した音を撮影してみました。

ちなみに、動画ユーザーなら気になる、絞りリングのクリック・オフ機能は残念ながら実装されていません。

YouTubeチャンネルの制作で実際に使ってみた

このレンズについてもっと知るために、YouTube「モリノネチャンネル」の動画制作の中で実際に使用してみることにしました。

今回の撮影は、岩場が多い山道を歩きながら撮影します。修験道(しゅげんどう)と言って、山伏が修行で歩く山道です。
独特の趣があるのですが、狭い岩場をいくつか通り抜けなければなりません。
YouTube本編の映像は、216 を予定しています。)

撮影は1人で行うことが多いので、小さくて軽量なIシリーズのレンズ適任だろうと考えました。今回の撮影はジンバルを使用したカットも少し入れたかったので、荷物持ちのお手伝いさんが1名同行します。

主に使用するレンズは2本。20mm F2 DG DN | Contemporary。寄りの画を押さえる 65mm F2 DG DN | Contemporary。写真を撮ることもあるので、35mm F2 DG DN | Contemporary も持っていくことにします。レンズは全てIシリーズ。3本のレンズを持っていくわけですが、とにかく思うのは軽い。

メインのカメラは LUMIX S1H。動画の合間にスナップ写真も撮るので、SIGMA fpも忍ばせておきます。これに、三脚や予備バッテリー、マイク、フィルターなど細々とした道具が加わり、食料やアウトドア道具などと一緒にザックに収めます。

実際の撮影セットは下の写真のようになりました。ザック1つに収まる範囲です。

カメラ機材のセット

山道を歩く臨場感のあるシーン

撮影し始めてすぐに気がついたのですが、山歩きのシーンは20mmの画角で自分好みの画が撮れます。歩きながら自分目線で撮影すると、山を歩いているような臨場感を得られます。

ジンバルがある方が当然見やすいと思いますが、手持ち撮影の動きも好みでした。
画面全体に細かい木々の葉がありますが、精細感は個人的には満足のいくものでした

以下の映像は4Kで撮影しているので、大きな画面でもチェックしてみてください。

狭い場所での撮影

車内や岩場など、狭い場所での撮影では頻繁に20mm F2 DG DN | Contemporary を活用しました。岩場を通り抜けるシーンも撮影してみます。

狭い場所では、大きくて重いレンズでは動き辛くなります。このサイズと軽さは有利です。F2まで開放できるので、車内や岩場などの光量が足りないシーンでも役立ちます。

20mm F2 DG DN | Contemporary 作例写真

2日間ほど近場をスナップ撮影してみたので、写真も公開してみます。
これまでスナップではあまり使ったことのない画角です。はじめは広く見せたい構図を探していました。

P1182403.jpg P1182380.jpg

しばらく撮影してみて、見たままに撮影すると案外面白いのでは?と思い、日常の景色を自分の目線そのままに写してみることにしました。

SDIM0402.jpg P1182337.jpg P1182345.jpg P1182366.jpg P1182325.jpg

僕としては、スナップ撮影も普段とは違う新しい視点を楽しめることが分かりました。これは癖になりそうな予感。

今後も、このレンズを使った写真が増えたら作例として追加しておきたいと思います。

使ってみた感想

僕の場合、カメラ機材はYouTubeの動画制作で使うことが多いです。今回SIGMAさんに貸しいただいた 20mm F2 DG DN | Contemporary も、アウトドア映像の中で活用できるレンズだと思いました。

レンズは光学性能が高い物がもちろん良いですが、ワンオペでは大きさが仇になったということが多くあります。可能な限り小さく、軽く。そして可能な限り光学性能が優れたものが実用的というのは、誰もが思うところではないかと思います。

Iシリーズを実際の制作で使ってみたところ、個人的には今後も素直に使いたいと思える物でした。

次回、モリノネチャンネルで公開する予定の映像は、ほとんどのカットを20mm F2 DG DN | Contemporary、65mm F2 DG DN | Contemporary の2本で撮影しています。
Iシリーズのレンズで制作した映像がどのようなものになるのか、ぜひ楽しみにしていてください。

1 Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Related Posts