ネイチャーストーブで料理を!自然の中で楽しむ焚き火の調理

ユニフレームネイチャーストーブで料理

ユニフレームのネイチャーストーブを購入して約1ヶ月。実家の庭でテスト使用はしたものの、まだ自然のフィールドの中で使ったことはありませんでした。

2月初旬、まだまだ寒さが残る休日。Karrimorの20リッターのザックに、ミラーレスカメラとスノーピークから発売されたばかりのソロキャンプ用テーブル。水と食料を詰め込み、ハイキングを兼ねて、とある海岸沿いへ向かいます。

ネイチャーストーブを持ってハイキング

ランドクルーザー

まだ薄暗い早朝6時。市内から海岸に向かい、田舎道を1時間ほど車で走ります。目的の半島に着いた頃には、すでに少し明るくなっていました。

整備された早朝のハイキングコースを5分も歩くと、森の中に異様な史跡が顔を出します。これは、砲台跡。

砲台跡

大正6年に設置されたものと案内板には書かれています。

さらに10分ほど歩くと、目的の海岸に到着。人気のないこの海岸は、最高の景色と、ちょっと異様な雰囲気も持ち合わせています。

海岸

おそらく、以前は海水浴場として使われていたのであろう場所。壊れたトイレに、ひときわ目を引く大きな岩。朽ち果てた船舶の残骸など、美しい砂浜と、どことなく時代から取り残されたような寂しさが漂っています。

海岸

まずは薪拾い

海岸に着いたら、今日居座る場所を決めます。いびつな形の大きな岩に囲まれた場所に腰を落ち着けます。平らな岩の上が、荷物を置くのにちょうどよい。

さっそく、海岸のそこらに散らばっている流木を拾い集め、一箇所にまとめます。それから、ネイチャーストーブに合ったサイズに流木をカットしていく作業です。

よく切れる道具を使えば、準備は手際よく終わります。ユーエム工業のシルキー ポケットボーイ(鋸)に、モーラナイフ
キャンプを始めてすぐに買ったこの2つ。定番の製品ですが、とにかく切れ味がよく、お気に入り。特に、シルキー ポケットボーイは、折りたたみ式でサイズが小さいながら、頼れる道具。あるのと無いのとではだいぶ変わってきます。

薪を拾いながら周囲を見回すと海岸で直火をしたあとが。綺麗な海岸だけに、炭や灰がそのまま放置された状態を見ると少し残念な気持ちになります。
直火は雰囲気があって魅力的です。しかし、その後の掃除や安全性には配慮したいもの。

焚き火台やネイチャーストーブは、そうした意味でも携行したい道具。地面を汚すことが少ないですし、燃焼効率が良く、少ない薪で済みます。
薪を全て灰になるまで焼き切るのも容易になり、完全な灰にしてしまえば、土に埋めたり周囲を汚さないように処理できます。

ネイチャーストーブに着火

ネイチャーストーブは、燃焼しやすいように作られています。
まず、ポケットティッシュを1枚軽く丸め、ネイチャーストーブの一番下に置きます。これは新聞紙などでも良さそうですし、燃えやすい落ち葉でも十分。
その上に、小枝やちょうど良いサイズにカットした流木など、燃えやすいものから順に置いていきます。

酸素が通りやすいよう、わずかに間隔を開けておくようにします。

カットした薪

着火口からティッシュに火を付け、一呼吸。火は点いたのか?

着火

ネイチャーストーブは小さくて炉の中が見えにくいですが、焦らない方が良いです。10秒ほど待つと、パチパチという音と共に大量の煙が立ち込めてきます。
燃焼剤などなくても燃えやすい乾いた枝を選び、酸素の通り道を作っておけばすぐに大きな炎が上がります。

特に、小枝に火が回る勢いは早いもの。以前の記事にも書きましたが、ネイチャーストーブは底がメッシュ状になっており、火が点くと炉の内部で上昇気流が起き、一気に炎が回ります。
そのスピードは油断すると危険なほど。

ネイチャーストーブの炎

ネイチャーストーブの3倍ほどの炎が、躍るように舞上がります。ネイチャーストーブの周囲に燃えやすい物がないか?周囲の状況には注意が必要。

炎が上がると「チャンス」とばかりに直径3cmくらいの、やや大きめの枝をぽいぽいと乗せていきます。これも気持ちよく燃えていきます。落ち着いてきたら、炎を安定させるために直径4〜5cmの、大きめの流木も置いていきます。

ここで、はみ出た流木が邪魔になり、付属のゴトクが乗せられないことに気づきます。とりあえずゴトクは付けず、食事を作るためのケトルに水を入れ、ネイチャーストーブの上に直接乗せます。
火が消えないよう、酸素の通り道は開けておくように気をつけつつ。

ネイチャーストーブで簡単な調理を

ネイチャーストーブとスノーピーク ケトルNo.1

炎が安定すればケトルに淹れた200〜300mlのお湯は、ものの数分で沸騰します。このタイミングでゴトクを取り付け。
これがちょっと取り付けにくいのが残念なところ。こうなることを予想して、耐熱グローブを持ってきていました(事前にテストしておいてよかった)。

チキンラーメン

この時使った、スノーピークの ケトルNo.1 は、袋ラーメンがすっぽり入るサイズ。チキンラーメンを入れ、2〜3分沸騰させてスクーで混ぜてみます。

スノーピーク ケトルNo.1 ラーメン

うん。ちょうどよい硬さになっている。

海岸から見える船舶を眺めつつ、ケトルのまま頬張る熱々のチキンラーメン。やはり、美味い!

ふと、卵を持ってこなかったことが悔やまれます。ザックの中で割れるのではないかと、心配で諦めたのです。
次回は小さめのエッグホルダーが必要です。

手軽にできるチキンラーメンでも、こういう場所で食べれば、贅沢な一品。

ベーコン

次に、ネイチャーストーブに専用の焼き網をのせ、ベーコンを焼いて食べます。スーパーで買った安いブロックベーコンですが、焚き火でこのロケーションなら確実に美味いはず。

オピネルのフォールディングナイフで適当にざく切りにして、網にのせます。流木を焼いた荒っぽい煙の香りも、自然の中で味わう料理だと思えば、美味しいような気がしてくるもの。

コーヒー

仕上げは、やっぱりコーヒー。先ほど使ったケトルNo.1に、少しだけ水を注ぎ、沸騰させてチキンラーメンの汚れを落とします。

遊び心で作った流木のトライポッド。これで大きな炎が作れる。

ユニフレームネイチャーストーブで料理

流木トライポッドにケトルを引っ掛け、ネイチャーストーブに大きめの流木を次々とのせていきます。

ケトルNo.1には、注ぎ口が付いています。これ1つで、袋ラーメンを茹でたりコーヒーを淹れることもできるのです。
コーヒー用のケトルに比べれば「それなりの注ぎ方」ですが、荷物をコンパクトにする方が大切。

大きなザックは持っていないし、しかも「ミラーレス一眼レフカメラ」という荷物も一緒に詰めて歩く僕にとっては、コンパクトさは重要課題。
荷物の軽量化のために、コーヒードリッパーをバネットの小さな物に変更したばかり。これなら小さくて、かさばらない。

ついでに、今回はとにかく荷物を少なくするために、コーヒーミルは持ってこなかったのです。朝起きて、自宅で挽いたコーヒー豆を、小さなジップロックに詰めておきました。
バネット式のドリッパーにフィルターをのせ、早朝挽いたばかりのコーヒーの粉をちょっと多めに。沸騰したケトルのお湯をゆっくり注ぎ入れます。

この日は、2月の初日にも関わらず気温が高めだったとは言え、海岸沿いに吹く風は体温を奪います。
淹れたての濃くて熱いコーヒーは、気力と体温を回復させてくれます。

ネイチャーストーブの休日

実用的に考えれば、こんな場所ならガスバーナーほど便利な物はありません。焚き火が終わった後、煤だらけになったネイチャーストーブに、調理器具や食器類をウェットティッシュで軽く拭き取り、新聞紙に小さく包んでザックに収納する。後片付けは手軽ではないです。

ついでに、なにからなにまで煙臭くなり、しばらくは匂いが落ちません。ガスバーナーなら、荷物ももう少しコンパクトにできそうです。

それでも、自然の中でする焚き火はやめられません。

焚き火は最高の調味料でもあります。枝を拾い、最適な長さに手際よくカットする軽作業や、ひたすら炎を眺めている時間は、癒しの時間。これだけで、贅沢な気分を味わえます。
あえて焚き火をする理由は、これだけでも十分。どれだけ後片付けが大変でも、また来てしまう理由はここにあるようです。

気がつくと夕方4時を回る時間。ネイチャーストーブの実験に満足して、家路を急ぎます。

帰り道、半島の高い位置にある灯台まで歩き、先ほどまで自分が居た海岸を眺めます。早朝から歩き疲れた疲労感と満足感に満たされます。

今回使用した道具

ユニフレーム ネイチャーストーブ

ユニフレーム ネイチャーストーブ

写真:ユニフレーム

スノーピーク ケトルNo.1

スノーピーク ケトルNo.1

写真:スノーピーク

コーヒーバネット

バネット コーヒードリッパー

写真:Amazon

シルキー ポケットボーイ(130mm 万能目)

シルキーポケットボーイ

写真:ユーエム工業

モーラナイフ Companion Anthracite

モーラナイフ

写真:モーラナイフ

 

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