ロゴスの焚き火台「ピラミッドTAKIBI」のMサイズを組み立てて、他の焚き火台と比較する機会があったので、感想を書いておきたいと思います。
ちなみに僕自身は、ユニフレームの焚き火台(Mサイズ)と、スノーピークの焚き火台(Lサイズ)を使っています。
今回、最近キャンプを始めた友人がロゴス ピラミッドTAKIBI Mサイズを購入したので、実際に試させてもらいました。
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ロゴス ピラミッドTAKIBI レビュー

ピラミッドTAKIBI Mサイズは、思ったよりもサイズが小さく、組み立ててみたところ、1〜2人で使用するのにちょうど良さそうなサイズ感です。
収納サイズはさらにコンパクトで、僕が使っているユニフレームの焚き火台「ファイアグリル」のMサイズよりも大幅に小型です。

収納時はユニフレームの焚き火台のように厚みがないので、持ち運びはとても便利そう。重さは2.2kgで、片手で持っても重くないくらいの、軽量な作りになっています。主な素材はステンレスです。
組み立て方法
実際に組み立てをやらせてもらえたので、流れを簡単に紹介します。メーカーは、組み立てにかかる時間は最短で10秒とうたっていますが、僕は慣れていなかったので20〜30秒くらいかかりました。
同梱している部品は以下の6つ。

- 本体
- 焚火ゴトク(串焼きプレート付)
- ワイヤーロストル
- 収納バッグ
まずは土台部分から組み立てていきます。メーカーのロゴが印字された部分が、土台となるパーツ。

折りたたんで収納されているこのパーツを開いていきます。単純に、広げるだけでOK。

次に、土台部分に灰受けを設置。灰受けに付いている「引っ掛け」を、土台に引っ掛けるだけ。

これで土台部分が完成したので、炉の部分を取り付けます。板状のパーツが畳んで収納されているので、これを広げると四角形に開きます。
開いたら、先ほど作った土台の中央にのせます。


炉の中央に格子状の「ロストル」をのせます。

この状態で、薪を燃やすことができます。
次に、調理で使うためのゴトクをセットしていきます。ロゴスの焚き火台には、初めから調理に使えるゴトクが付属しています。

2つのゴトクを、炉の窪みにはめ込むように取り付けます。


ここまでで組み立てが完成!かかった時間は20秒くらい。
慣れれば、本当に10秒で完成しそうな気もします。

初めてでも使いやすい
今回は火を入れなかったので、ここまでで思ったことを書いてみたいと思います。
まず、はじめからゴトクが付属しているのはありがたいです。串焼きをするためのブレードも付属しており、すぐに焚き火と簡単な調理が始められるというのも良いです。
また、ロストルの下に空気を取り入れるためのスペースが大きく開いているので、「よく燃えそう」という印象。空気の通りが良い方が、燃焼はスムーズです。
ゴトクが付属している
付属しているゴトクは、やや太めにできています。ゴトクの上には少々重いものを置いても構わないので、ダッチオーブンなどをのせて調理もできます。
ただし、Mサイズはそこまで大きくないため、のせられるダッチオーブンも小さめになりそうです。
串焼きが挿せる

写真:LOGOS
2枚のゴトクのうち1つは、串焼きの棒を挿すための穴が開いています。これ、個人的にはとてもいいアイデアだと思います。
串焼き棒をゴトクに挿すと、串が焼け落ちにくくなるし、焼き加減が調整しやすい、調理スペースが増えるなどのメリットもあります。
薪を立てられる

写真:LOGOS
独特のゴトクの形状で、大きい薪を縦に立てて焼くという方法でも使えます。
こうすれば、小さめのMサイズの焚き火台でも太めの薪が置きやすく、炎も大きく見せられそう。
収納袋が付属

これも細かい点ですが、収納袋が最初から付属しているというのもありがたい配慮です。焚き火台は汚れやすく、紙袋やビニール袋ではすぐに破れてしまいます。頑丈な収納袋が必須だと思います。
比較した感想
ここまで、ピラミッドTAKIBIの組み立て方法や使用感について紹介してきました。最後に、この製品のサイズ比較や、他社製品との違いについても触れておきたいと思います。
サイズ感について
はじめにも書いたように、Mサイズは1〜2人用と考えた方がよさそうです。以下が、3つのサイズを比較した表です。
製品 | サイズ | 重さ | 定価 |
M | (約)36×35×22cm | (約)2.2kg | 税別 7,700円 |
L | (約)39×38.5×28cm | (約)3.1kg | 税別 9,700円 |
XL | (約)53.5×52.5×32cm | (約)5.4kg | 税別 13,200円 |
Lサイズは3〜4人、XLはかなり大きく、5人程度でも対応できそうです。
手軽に始められる焚き火台
「ゴトク」がはじめから付属していたり、串焼き用の穴が準備されていたり。とりあえず焚き火をして、焼き鳥などを楽しむのなら、追加でオプションを購入する必要がありません。
「色々揃える必要がない、手軽な焚き火台」という印象です。
また、ロゴスならではのメリットとして、大きなホームセンターで本体やアクセサリーを購入できるというのも大きいのでは。
反対に、初めて焚き火台を購入するという方や、付属品や焼き網だけでシンプルに使いたいという方には、価格も手頃ではじめやすい製品だと思いました。