EcoFlowの大容量モデル DELTA Max2000を使ってみた(デルタマックス2000)

DELTAmax2000_EcoFlow

先日、ファミリーキャンプの動画でも使用した、EcoFlow社さんのDELTA Max2000。
ありがたいことに、1台ご提供いただきました。

これまで容量の小さなポータブル電源は日常的に使用していたのですが、ここまで大容量・高機能な製品を使用するのは初めてのことです。

高い電力が必要な家電を余裕で扱える、という高出力・大容量さはもちろんですが、スマホアプリでの遠隔操作やソフトウェア・アップデートが行えたり、ソーラー充電、外付けバッテリーの接続など、拡張性の高さにも素直に感心します。

1ヶ月ほど、自宅やキャンプ場で使用してみた感想をご紹介します。

EcoFlowの大容量モデル DELTA Max2000

EcoFlowには、容量が288Wh〜720Whの比較的小さなシリーズ、EcoFlow RIVERがあります。

今回のモデル DELATA Max2000の容量は、2,016Wh。別売りの外部バッテリーを接続すると、最大で6,048Whまで容量を拡張できます。
それで、2,016Whとは、いったいどれくらいの容量なのか?イメージしづらい人もいると思います。

あくまで参考程度ですが、僕が以前動画で公開したファミリーキャンプでは、家電の中でも高い出力が必要とされる「ホットプレート(1200W)」や「電気ケトル(1000W)」を、頻繁に使用しました。

夕食はパエリアを作ったので、ホットプレートは30分近くは使用したはず。電気ケトルも2〜3回、沸騰させています。
それほど使っても、その日の夜には半分以上の電力が余裕で余っています。合間に、スマホやカメラのバッテリー充電などもしています。
2,016Whとは、それくらい大容量なのです。

ソロキャンプでこの大容量は必要ないかもしれませんが、ファミリーキャンプやイベント、車中泊。それから、災害や停電など、いざという時の備えとして、この容量の電源が手元にあるというのは大きな安心感に繋がると思います。

冷蔵庫やテレビ、家族全員分のスマホなど、高い電力を必要としない家電なら長時間使用することができます。

デザイン

DELTA Max2000のAC電源出力は6個口。本体の背面に差し込み口が並んでいます。
普段使っている家電製品の電源コードをそのまま差し込めます。

AC電源の差し込み口の下には、12V DC出力が2つ。シガーソケットの出力が1つ。

前面にはUSB-Aが4個、USB-Cが2個、それぞれ差し込み口があります。もちろん、同時に複数の差し込み口を使っても問題ありません。

これだけ大容量というだけあって、本体のサイズは大きめです。重さも約22Kgと、それなりに重く、一人でも抱えやすいよう、本体の上部は頑丈な持ち手となっています。

天板にはリサイクル材が使われていて、個体ごとに模様が異なるという点も、個人的にはとても気に入っています。

ポータブル電源は、いくつかのメーカーから発売されていますが、EcoFlowの製品は質感・信頼性・先進性、共に、高いレベルの製品だと個人的には思っています。

使用方法

難しい操作は必要なく、本体の電源を長押しして起動。使用する差し込み口のON/OFFボタンをONにします。
あとは家庭にある電源と同じように、コンセントやUSBを挿し込めばOK。そのまま使えます。

充電

付属の充電ケーブルを使って、家庭用コンセントと本体を繋げば、自動的に充電が開始されます。車載用のシガーソケットから充電することも可能。

凄いなと思ったのは、充電時間がとても短いということです。公式ページにも書いてありますが、この大容量にも関わらず僅か2時間でフル充電できます。
以前使っていたポータブル電源は、容量が小さいタイプだったのですが、充電時間は倍以上の時間を要しました。

拡張性

初めにも書いたように、別売のソーラーチャージャーを使えばソーラー充電もできます。
ガソリンを使った発電機(EcoFlowスマート発電機)も別売で用意されており、これと接続すると本格的な災害用の非常用電源としても充分に機能します。

ポータブル電源の分野で、ここまでしっかりとした製品を作っている企業は、今のところ無いのではと思います。

スマホ操作

スマホアプリをダウンロードすると、遠隔で本体のバージョンアップ、残容量や使用状況を確認したりできます。
アプリの評価はとても高く、実際、操作性も良いです。

僕も最新版に更新しましたが、DELTA Max2000のファームウェアも定期的にアップデートされており、不具合の修正や機能追加が行われています。
更新前よりもスマホとの接続がスムーズになったように思います。

要望

ポータブル電源として、未来のデバイスとして、これ以上ないと思える製品ですが、あえて改善して欲しいなと思うことがあるとするなら、冷却ファンの音です。

これだけ高出力の電力が使用でき、高速充電も可能なので、放熱処理は大変なのだろうなと想像できます。

本体の側部には4つの冷却口があるのですが、出力が高くなる時、高速で充電をする時、冷却ファンが回り、「ブーン」という機械音も発生します。

外で使用する限り、それほど大きな音には感じないと思うのですが、室内や車内で使う方はそれなりに気になる音量ではないかと思います。

このクラスでは現状でも十分な静音性なのだろうと思いますが、今後、限りなくファンの音ゼロを目指して貰えたら嬉しいなと、あくまで僕個人的には思います。

アウトドアだけで使うには勿体ない

EcoFlow Technology Japan株式会社

これだけ高機能な製品を、キャンプやアウトドアだけで使うのは勿体なく、活用できるシーンは幅広いと思います。

家庭で普段使っている家電はほとんど使えてしまうので、防災用に普段から蓄電しておけば、心安らかに過ごせそう。

秘密基地を作って、パソコン、冷蔵庫、スピーカーを置くこともできる。車で長旅をしながら、天気の良い日にソーラーパネルで充電、、
ひと昔前なら夢のように思えますが、簡単にできてしまう。テクノロジーの進化に感心することが多くなった近頃です。。

EcoFlow DELTA Max2000

  • 拡張できる大容量
  • 特許技術X-Streamにより、驚きの急速充電
  • 15台のデバイスを同時に作動可能
  • 最大800Wのソーラー充電

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